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日本映画を見直す溝口健二監督「雨月物語」

一時スランプのあと、昭和二十七年(1952)年の「西鶴一代女」でベネチア国際映画祭の

国際賞(監督賞)を受け、完全復活を遂げる。

翌年の「雨月物語」でベネチア国際映画祭銀獅子賞、さらにその次の年の「山椒太夫」でも

同銀獅子賞を受け、ベネチア国際映画祭での3年連続受賞記録を作った。
この三作ではヒロインあるいはそれに準ずる重要な役を
田中絹代1909-1977)が演じた。


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「雨月物語」は上田秋成(あきなり)作の怪異小説集。5巻9話。

1953年(昭和28)作品。上田秋成の「雨月物語」全9話から、「浅茅が宿」と「蛇性の婬」を

もとに川口松太郎と依田義賢(よだよしかた)が脚色。

戦さに翻弄される貧農の兄弟が、焼物を町に売りに行って儲け、兄源十郎(森雅之)は

織田信長に滅ぼされた城主の娘、実は死霊の若狭(わかさ)(京マチ子)に夢中になるが、

その間に妻宮木(みやぎ)(田中絹代)は落ち武者に刺されて果てる。

弟藤兵衛(とうべえ)(小沢栄太郎)は侍になるのを夢見て出世するが、置き去りに

された女房阿浜(おはま)(水戸光子)は娼婦となっていた。

男たちの欲望・無謀と女たちの受難を、夢幻的な能の様式も取り入れながら、

溝口流の確かなリアリズムで描き、溝口作品の一つの到達点となった。

 

溝口監督は移動撮影やクレーンからの撮影を積極的に取り入れ、特にクレーンを好んだ。

戦中の『元禄忠臣蔵』では、舞台演劇的な動きの少ない場面で演者の周りを

移動撮影して独得の荘重なリズム感を生み出し、作品を死の静謐から逃れさせる

ことに成功する。のちの「西鶴一代女」や「雨月物語」等では、登場人物や観客の

感情を反映したようなカメラの動きがあり、観客が作品世界に没入するのを助けた。
 戦後、大映に入ってからは名カメラマン宮川一夫(1908-1999)を得た。

彼は移動・クレーン撮影において超絶的な技巧を発揮し、「雨月物語」では

全体の約七割をクレーンで撮影して幽玄な雰囲気を生み出し、

ワンシーン・ワンカットの手法を完成させたと評された。


 
| 映画 | 07:55 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
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| るんるん | 2013/04/25 4:39 AM |
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