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中世と現代、ドイツとフランスが融合する町
ストラスブールはドイツとの国境に位置し、中世の街並みと都会的な家が同居する町
そして何よりもここにはアルザスの美食が詰まっている。
赤銅色教会が見える、12世紀に建てられたストラスブール大聖堂だ。
荘厳な建物と石畳の道。ふと耳をすますとフランス語だけでなくドイツ語、
英語・・いろんな言葉が聞こえてくる。
ストラスブールは、訳すると「道の町」。
EU議会もあるヨーロッパの中心的な町なのだ。
リル川に囲まれた旧市街は「プティフランス」と呼ばれ中世の街並みが、
まるでおもちゃ箱のように美しい。
宿泊したのは、市内の「メゾン・ルージュ」老舗の古いホテルであった。
ただ、レンタカーだったので駐車に多少困った。
大聖堂の内部には、天使の柱がある。
天使の柱は最後の審判の柱とも呼ばれるストラスブール大聖堂の奇跡の1つである。
天文時計
天文時計は完璧にルネッサンス精神が具現化した作品である。1547年に製作が
始められ数学者ダシボディウス、時計職人ハーブレスト兄弟、
建築家ハンス・ウール・ベルガー、そして画家トビアス・シュティンマーという
メンバーで1574年完成した。
1838年から1842年J・Bシュウイルゲによってさらに複雑なメカニズムが
付加された。
それが、永久時計である。
この特徴ある家は、「ハウルの動く城」でも描かれていました。
1537年に帽子商人ルードヴィヒ・シェラーによって
以前からあった建物の敷地に建設されたといわれています。
1567年に織物商人クラウス・シュタットマンの手に移り、
彼によってさらに外壁の装飾が加えられました。
はり出した出窓や尖塔に描かれた壁画が見事で、イタリアで流行の
ベランダスタイルを取り入れたといわれる「プフィスターの家」。
現在1階は、ワインセラーとなっています。
コルマールを代表する風景をミニトラムに乗って観ることも楽しい。
そして、ウンターリンデン美術館 MUSEE UNTERLINDEN
中世末期からルネサンス期の絵画や彫刻を中心とした展示。
1232年に創設されたライン神秘主義の本拠地、ドミニコ派修道院を改修した。
数あるコレクションのなかでもドイツ人画家グリューネヴァルトの傑作
「イーゼンハイムの祭壇画」は見逃せない。
衝立や開閉式の翼などに描かれた10枚から構成されている。
一番奥に、キリスト磔刑像がある。
その裏側には復活したキリストの像。翼画には、修道会の保護聖人でもある
聖人アントニウスの修行などが描かれている。
十字架に張りつけにされたキリストの皮膚は疫病にでもかかった病人のように
青紫色の死斑が全身に現れ、十字架を弓代わりに肉体も精神も今まさに天に
放たれようとしているかのようだ。
翼画に描かれた魑魅魍魎、ドイツ的で厳格そうな聖母子、楽器を奏でる天使たちも
表情豊かで当時の宗教感、時代感覚を知る上でも興味深い。
キリストをこのように人間の死体のように描いた作品は世界でも稀で
じっくり時間をかけて鑑賞した。
フランス・アルザス独特の風情が、絵でよく現されている。
コウノトリは、アルザスでは多く観られる。
街の屋根の上に巣をつくり自然な状態で生息している。
このお菓子は、アルザス名物のケーキだったと思うが
名前を覚えていない
「頭の家」といわれるルネッサンス様式の邸宅の出窓の装飾
それはそれは見事です。
1609年に商人アントン・ブルジェのために建設されたといわれています。
頂上に乗っている像は、ニューヨークの自由の女神の作者である、
オーギュスト・バルトルディが1902年に製作したものである。
彼はこの街の出身なのだ。
この絵でみると、昔は肉屋かレストランだったようだ・・・
サン・マルタン聖堂
この教会は、オート・レン地方で最も美しいゴシック建築の
1つに数えられています。
1200年ごろから200年間かけて造り上げられた荘厳なゴシック建築には、
圧倒されます。
教会のそばの街並み。この家で普通の生活がいとなわれている。
コロンバージュと呼ばれる木組みの家々、パステルトーンの家々の壁、
運河に面しPetite Venise(小ヴェニス)と呼ばれるクリュトー地区、
覗き込んだ路地がすべて絵葉書になりそうな、
しっとりとした風情を感じさせる小都市です。
川べりのレストランで昼食をとりました。左下にずうずうしく写っています。
特にマルシャン通りからグラン・リュ通りの一帯は、コロンバージュが続き
中世の雰囲気が感じられます。
フランス・アルザス・コルマール
この教会は、オート・レン地方で最も美しいゴシック建築の
1つに数えられています。
1200年ごろから200年間かけて造り上げられた荘厳なゴシック建築には、
あっとうされます。
物語を描いたステンドグラスの芸術品
ピエタ
サンタンヌ教会は、19世紀に作り直されたものだが、
鐘楼は、造られた当時のままである。
村の中心となる教会は、最もたいせつにされる村人の心のよりどころであろう。
門に架けられた酒の神「バッカス」の絵。
さすがアルザスのワインの本場。
プラントの丘の麓、ブドウ栽培が盛んな小村。
町を囲む城壁と三つの門、14世紀に建設されたフランス門、ブラント門、ミュンスター門が今も残っている。
村への入り口近くの建物の上にもコウノトリの巣が
ヴォージュ山脈の東側の麓に広がるブドウ畑の総面積は
1万2500ヘクタールにもおよぶ。
この香り高い白ワインで名高いアルザス・ワインをはぐくむブドウ畑を
縫うようにして走るのが「アルザス・ワイン街道」である。
ワイン街道の出発点は「アルザス・ワインの首都」コルマール。
コルマールは、これからご紹介しますが、すでにブログ内に書いております
多くのワイン街道の村々。
8月15日の週の週末に開催される「ワイン祭り」や10月の第3日曜日の
「収穫祭」で知られるオベルネ。
ブドウ棚が街のすぐそばまで広がり、いくつものワインセラーがあるバール。
グラン・グリュ(特級)のワインを産出するブドウ畑が広がり、アルザスじゅうの
音楽家たちが集まる「民族音楽の祭り」(9月第1日曜日)が有名なリボーヴィレ。
あるいは「ブドウ畑の真珠」として親しまれ、夏のワイン祭りには数多くの観光客
が世界中から集まるリクヴィル。
シュヴァイツァー博士の生誕の地として知られるカイザルスベルグ。
ワイン街道にはこうした中世の街並みがそのままに残る街が100以上あり、
無数のワインセラーが看板を掲げ、酒蔵の見学や試飲ができるのです。