霧島神宮の起源
天照大神の孫 ニニギノミコトを御祭りしている神宮で
天孫降臨が伝承されている。
天照大神は、孫であるニニギノミコトに、高天原から降りてこの国を治めよと命令
しました。ニニギノミコトは三種の神器を譲り受け七人のお供の神と一人の道案内
(猿田彦命)の神と共に高千穂の峰に降りたのでした。
これが天孫降臨の神話の由来です。
このニニギノミコトを祀ったのが霧島神宮で6世紀に造られたのが始まりです。
現在の社殿は1715年に島津藩主の島津吉貴が建立したものです。
<天孫降臨>
アメノコヤネ、フトダマ、アメノウズメ、イシコリドメ、タマノオヤの
五伴緒(いつとものお)を従えさせ、天降りをすることになった。
さらに、三種の神器(八尺瓊勾玉、八咫鏡、草薙剣)と常世のオモイカネ、
タヂカラオ、アメノイワトワケを副え、
「この鏡を私(アマテラス)の御魂と思って、私を拝むように敬い祀りなさい。
オモイカネは、祭祀を取り扱い神宮の政務を行いなさい」
(「邇邇藝命者 此鏡者同我御魂 欲祭此者 當如拜吾前 尊崇而祭之 次 思金神者
取持前事 輔其為政」『古事記』)と言った。
これらの二柱の神は伊勢神宮に祀ってある。トヨウケは伊勢神宮の外宮に鎮座している。アメノイワトワケは、別名をクシイワマト、またはトヨイワマトと言い、
御門の神である。
タヂカラオ神は佐那那県(さなながた)に鎮座している。
アメノコヤネは中臣連らの祖神である。フトダマは忌部首らの祖神である。
アメノウズメは猿女君らの祖神である。イシコリドメは作鏡連らの祖神である。
タマノオヤは玉祖連らの祖神である。